心が楽になる詩・・・
私の家に、いつのころからか存在する一枚の便箋に綴られた詩
そんなに思いつめない方がいい。
端正な顔がすっかりこわばっているではないか。
考えるなと言われても考えるのが人間ではあるけれど
レンズで太陽の光を凝集すると、やがて煙が出て燃え出すように
そんなに思いつめていると知らぬ間に自分の心をやきつくしてしまう。
別にいい加減になれと言っているのではない。
ちょっと考えることを停止してみたら というのである。
しばらくの間でも、何も考えないでぼうとしていたらよいというのである。
日々があまりにもあわただしいので、そんなことをしていたら
なんだか流れに取り残されていくように思うかもしれないけれど
そんなに心配はいらない。
そんなことであなたの生は失われない。
そこに花がある。
その花をじっと眺めていてもよい。
そのうち、その花の声がきこえてくるであろう。
花はささやく 「あなたに今日もいいことがたくさんありますように」
あんまり思いつめない方がいい。
夏の風がきっと ”いいこと” を運んでくる。
体中に力が入ってしまっている時、フーッと息を吐き出せるこの詩はいったい誰が書いたのだろう・・・。
四半世紀ほど前からの謎
あるば 大橋
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